売却額を上げるために
RINGOです!
今回は売り手の目線に立ったお話をしたいと思います。
売却側のM&Aで気になるところと言えば
「自社がいくらで売れるのか」
これにとても関心があると思います。
社長ご自身が何十年も経営に携わり、
時には寝る暇も惜しみ、苦労が絶えることのない日常を過ごす…
ただその中でも嬉しい時や、経営者で良かったと思える日があると思います。
そして自社を第三社に引き渡す時がやってきた際に
金額でどれくらいの価値が付くのかには、関心がいくのは
自然なことだと思います。
では中小企業で100%株式譲渡を行う際
どういう風に価値を付けるのか教えしたいと思います。
(あくまでも一つの見方であります)
それは「時価純資産+EBITDA×3~5」です
決算書にある純資産はあくまでも簿価なので
これを今の価値に直すために時価で計算します。(時価計算が難しい場合は簿価でも可)
EBITDA(イービッダ)とは「営業利益+減価償却費」と覚えてもらって構いません。
EBITDAに営業権(のれん)として3~5年をかけます。
時価純資産(簿価純資産)にEBITDAの3~5年分かけたものを足すと
譲渡金額の目安が出てきます。
逆に、純資産がマイナスで営業損失が出ている会社だと
値段がつかないケースがあります。
さらに、当然かつ厳しい話かもしれませんが
純資産もマイナスで営業損失を出している会社を買収する会社はそうそう出てきません(100%出てこないことはないですが、かなり厳しいです)
ですので、赤字になったからM&Aによる売却を考えようとしても
買い手がつかない、値段がつかないことが多々あります。
ですので、売却を考えている経営者様は
「営業利益も出ていて、純資産もプラス」だからこそ、今売却を検討して動いた方が確実に良いです。
「これから業界はどうなるか分からない。うちの会社も利益がでなくなったから売却を考えよう」
ではなく
「これから業界はどうなるか分からない。だから営業利益もだして財務状況も良い今のうちに売却を検討しよう」
であっていただきたいのです。
売却益を上げるためにはもちろんのこと
円滑に、また多くの会社様から譲り受けたい!と思われる会社になるためにも
営業利益を出し、純資産もプラスの会社の状態であるときに
売却を検討される方がいいです。
本日はこれで!
では!